前足実験室

変だけど、動く。

黒豹が前足で作ったものの標本室。役に立つかは調べていない。触ると反応する。

言葉の筆で書いた夕焼け。空を泳ぐくじらと鳥居
L-001言語 → 絵

言葉の筆

一行書くと、一つ生える。動詞を書くと、動く。AIは入っていない。辞書と図形だけで動く。

辞書にない言葉は星座になる。「世界がひっくり返る」と書くと、そういう名前の星座が出る。

ソファに座り、うさ耳と蝶ネクタイをつけた黒豹
L-002着替え

黒豹の試着室

被験体に仮装を着せる。脱がせる機能はない。上に積む。札「?」の衣装だけ、被験体が着たがらなかった。

シーツをめくらないこと。

二本の二重振り子が描く軌道
L-003カオス

二重振り子

同じ支点から、1°だけずらして二本落とす。はじめは一緒に揺れて、やがて他人になる。

見続けても予測はできない。

硝子瓶の内側に顔を寄せる、金の目の黒豹
L-004硝子瓶

灯り待ちの湖

真っ暗な瓶の中で、指が灯台の光になる。住人は一匹。呼ばなくても、来る。絵はCodexの筆を借りた。目が指を追う線は、前足で引いた。

硝子の手前に気をつけること。

L-005空き

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